2018年11月09日 16時02分

1. お金が必要になった
2. 銀行や消費者金融会社で借りる
3. 多重債務になる前に
4. おまとめローンを活用する
5. おまとめローンのメリット

 

お金が必要になった

お金の額にもよりますが、お金が必要になっても手持ち資金がまったくないという場合は、どのように対応したらいいのでしょうか。必要な額が少額であったら、友人や知人を頼るのがいいでしょう。

少額のお金だから借りやすい反面、いい大人がそんなお金も持っていないのかと哀れむ気持ちにさせるかもしれません。そこはお金を持っていないのですからしょうがないことでしょう。お金が必要なのは本当のことですから。少額資金ということでいくらくらいが妥当でしょうか。

気楽に借りれるとか気楽に貸し出しできるお金というのは、貸借りの世界ではありえないのかもしれませんが、もっと言葉を緩めて借りやすいお金貸し出しやすいお金ということでしたら、友人知人に借りるお金として3万円くらいが限度でしょうか。それは自分が貸し出す側になるとわかると思います。勝手知ったる友人にお金をすぐに貸せるというのなら3万円という数字が出てくると思います。

もちろん手持ち資金として持っておかなくてはいけないのですが、社会人でしたら、日頃から何があるかわかりませんから、日頃からそのくらいのお金は用意しておいたほうがいいでしょう。というか財布に常時そのくらいのお金はあったほうがいいということですね。ということで3万円程度の資金が必要なときは友人知人を頼ったほうがいいでしょう。返済はもちろん次の給料日に支払うということです。

友人知人の貸借りで分割払いとか、あるとき払いというのは考えられません。給料日などしっかりと期限を切って支払いを行うようにしましょう。またお金を借りるときは、借用書を借りる側が用意します。一般的に貸し出しするほうが借用書を用意するのですが、友人知人ですから、借用書は用意しにくいでしょう。何をみずくさい…などと言われることが少なくないのです。

しかし、親しき仲にも礼儀があったほうがいいですから、ここはその点を汲み取って、借りる側のほうがしっかりと借用書を用意しておくと良いでしょう。友人知人も口には出さないでしょうけど、借用書があったほうが安心と思っているのは間違いないからです。長年のつきあいで言いたいことが逆に言えなくなってしまうこともあります。こういったところも原点に返ってしっかりと対処したいところです。

そして、もちろん返済期限を守ってしっかりと返済しなくてはいけません。また、もう少しお金が増えてくると友人知人に頼るよりも身内に頼るようにしましょう。こちらは遠慮がいらないのでいくらでも借りたいところです。そういった意味では10万円にも満たないお金を借りるよりももって大きなお金が必要な時に借りるようにした方が良いでしょう。というのも、数万円程度のお金が自分で用意できないということを身内に知られてしまうのはあまりいいことではないからです。

もちろん、他にあてがなければしっかりと身内を頼るようにしましょう。このときも借用書をこちらのほうから用意しておくと、身内と言えども安心でしょう。そしてしっかりと返済するようにしなくてはいけません。

友人知人や身内を頼る他には、自分でお金を作ることを考えるようにしましょう。友人に借りるよりももっと少額でいいのであれば、たとえば1万円程度でしたら、家の中の不要品を引っ張り出してきて、買取り業者に買取りを依頼すると、数にものを言わせることで1万円くらいにはなるかもしれません。自分にとって不要品はたいていのばあい誰にとっても不要品です。ですから、それほど高額買取りになりませんし、むしろがっかりするような買取り額になるでしょう。

しかし、不要品ですし、それが片付くのですから値段が少しでもついたらありがたいくらいのスタンスがいいです。ひょっとしたら中には高額なものもあるかもしれません。このように家にある不要品を買取りしてもらうだけで、1万円くらいにはなるでしょう。また、人気コミック全巻があるのでしたら、それは古本屋に買取りを依頼しましょう。古本屋のほうが本の価格を適正に判断してくれるので、買取りに対して後で後悔することがありません。全巻揃っていることが肝心で、ばら売りよりもかなり効率の良い買取り価格になることでしょう。

さらに、買取りしてもらうことでもう少しお金を調達したいのでしたら、不要品だけではなく日頃から使っているものも買取りしてもらわなくてはいけません。その筆頭となり買取値も飛躍的に上がるのがテレビやパソコンでしょう。数年落ち程度でしたら、購入価格の胃10分の1程度が買取り価格の相場です。5万円で購入したテレビでしたら5千円、10万円で購入したパソコンでしたら1万円から2万円程度となります。これだけでも必要なお金に十分届くでしょう。

しかし、そのときの窮状をなんとかやりすごして、日常に戻るとテレビやパソコンがないことにとても不便を感じるのです。そこで買い直さなくてはいけないのですが、当然の如く5千円で買取りしてもらったテレビを5万円以上で購入してこなくてはいけませんし、パソコンは10万円程度となります。その場をやりすごすために10分の1くらいの値段で買取りしてもらって、今度は10倍以上のお金を出して買い直さなくてはいけないのは、あまりにも無駄が多いような気がします。

いずれにしてもお金の調達方法はいろいろあります。他にはお金が必要な時期に余裕があるときは、日払のバイトで稼ぐということもできますし、生命保険の積立金を担保にして借り入れする方法もあります。少額ではなんとでもなるのですが、それが10万円以上あるいは100万円以上のお金が必要となった場合は、割り切って銀行や消費者金融会社に頼ったほうがいいでしょう。
   

銀行や消費者金融会社で借りる

お金を借りようと思えば、誰でも銀行や消費者金融会社といった金融機関や貸金業者の名前が出てくると思います。借りるにも審査があります。この審査というのは信用度の高さということに集約されます。それには、個人としての信用度や返済能力、収入の安定性などさまざまな項目が集約されて1人1人の属性となるのです。

ですから、属性というのは1人1人にあって、それぞれ違った属性となっているのです。友人知人に借入れする場合の属性ですが、それは長年つきあってきた、勝手知ったる人間関係といっていいでしょう。

一方で銀行や消費者金融会社は、融資の申し込みをする人の人となりはまったくわかりません。お金を貸しても返済してくれるのかどうかを知るために審査をするのですが、そのときに重視されるのが属性というわけなのです。

銀行カードローンや消費者金融カードローンに融資の申し込みをした場合に、この属性を元にして審査が行われます。属性が高いと審査に通りやすいですし、属性が低いと審査に通りにくくなるのです。属性は銀行や消費者金融会社によって変わるものではありません。

しかし、銀行や消費者金融会社から見た属性で判断する審査基準が違ってくるのです。銀行は審査基準が高くなるので、審査が厳しく人によっては審査NGという場合もあるでしょう。また、消費者金融会社の審査基準は銀行よりも緩いので属性が低くて不安のある人でも借りやすいと言えます。
   

多重債務になる前に

複数の債務があると、もともと属性のいい正社員であっても属性が低くなります。そのため債務件数が増えると多重債務となるのでそうなったら返済が厳しくなり、延滞や遅延中ということにもなりかねません。
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銀行でも消費者金融会社でもそうなのですが、カードローンでも通常のローンでも返済について延滞や遅延中というのはかなり厳しい処置となります。

延滞や遅延がそのまま返済不能となるケースが高いので、延滞や遅延というのは信用情報にもしっかりと記載され、ブラックリスト手前の要注意人物となるのです。ですから、延滞履歴のある人はローンの審査に通らないことが多いです。

多重債務でなくても複数の債務の場合でも返済が厳しくなることでしょう。そうなるとさらに債務を増やして多重債務者となってしまうのです。そうなる前にできるだけ、複数の債務を一本化するおまとめローンを利用するようにしましょう。

消費者金融会社の場合は総量規制などがあるので、おまとめローンを借りることができないと思う人が少なくないようです。しかし、総量規制の対象となるのは使途自由のカードローンのようなフリーローンです。消費者金融会社のローン全てが規制対象ではないのです。

ですから、使途が決まっている目的ローンは総量規制対象外ですから、債務の合計金額まで借りることも可能です。もっとも消費者金融会社のおまとめローンが合計金額まで貸し出しできることが条件ですから、利用可能金額で消費者金融会社を選ぶ必要があります。
 

おまとめローンを活用する

おまとめローンは複数の債務を一本化するものです。消費者金融会社の場合を例にすると、A社から50万円、B社から100万円、C社から150万円の債務があるとすると、毎月この3社に返済するのは大変です。それぞれ支払日が違ったり、口座が違うということになるとそれぞれでお金を用意しなくてはいけないのです。

それをおまとめローンとして、300万円を借りて、A社B社C社のそれぞれの債務を全て返済するのです。そうすると、おまとめローンの300万円の返済をしていけばいいということになるので、債務の一本化が完成するということですね。

実際には複数の債務を抱えながら新たなおまとめローンを借りるという属性の高さが必要になります。おまとめローンが借りやすいというのは、ある程度の属性を持っていて、遅延中の債務や過去の延滞履歴が無い場合です。

延滞などが一つでもあればおまとめローンを借りることはできないでしょう。どのような場面であっても延滞履歴というのはかなり影響度が高いので、返済にあたり延滞がないように最新の注意を払って返済していかなければいけないのです。
   

おまとめローンのメリット

住宅ローンを金利の低いほうへ借り換える借り換えローンも、おまとめローンと同じような形です。50万円のローンよりも300万円のローンの金利のほうが低いですから、おまとめローンを借りることで、それまでの月々の返済利息よりも少なく済むケースもあるでしょう。

もっともおまとめローンにすることで返済期間を長くすると、結果的に返済利息は変わらないか反対に増えてしまうことがあります。それでも毎月の返済は確実に楽になるので、あとは完済するために返済し続けるだけです。

カードローンは利用可能額に空きができると、ついつい借りてしまいがちです。おまとめローンにするとそれができませんから、後は返済するのみなのです。おまとめローンにはそういったメリットもあるということですね。